もともとスクワレンは人間のお肌の中にも存在していて、潤いを保つ役割を担っている物質なのです。充分な酸素がなければ、人間の肌細胞でも新陳代謝が鈍くなってしまい、シミやシワ、たるみの原因となってしまいます。
そこで、このスクワレンの酸素を運ぶ働きによってターンオーバーが促進されているというわけです。ただ、スクワレンは酸化しやすいので化粧品に使用しやすいようにスクワレンに化学的に水素添加し分子を安定させた(酸化しにくい状態にした)のがスクワランなのです。
（化学分子構造的に見ると1分子あたり水素原子（H）はスクワレンがH50でスクワランがH62の違いです。主に化粧品に使われているのが、「スクワラン」、健康食品に使われているのが「スクワレン」です。）
また、汗とスクワランが混ざり合うことで皮脂膜ができます。この皮脂膜がさまざまな刺激から肌を守ってくれます。また、スクワランは浸透性も高いため、保湿効果も期待ができます。そのため、化粧水やクリームなどにスクワランが配合されているんです。ところがスクワレンは、人間の体内では25歳を過ぎると生成量が減ってしまいます。そこで、外部から補充する必要があるというわけです。油分を補い、頭皮を細菌から守り、フケやカユミ・炎症を抑える役割を果たします。このスクワランは天然オイルなので、安全性が高く、敏感肌やアトピーの人でも安心して使用できます。酸化をほとんどしないため、毛穴が詰まるということもありません。
もちろん髪の毛にも有効！他のものの浸透を助ける働きがあるので、水分補給や栄養補給と併用することでその効果を引き出す役割が期待できます。